水俣自然農園

熊本県水俣市にて柑橘をメインにお米やお野菜を自然農で栽培しています。このブログでは、農園のこと、暮らしのこと、園主の想いなどを綴っていけたらなと思っています。宜しくお願い致します。

2022-01-01から1年間の記事一覧

古くなったハザ掛け用の木杭などを薪に

古くなった木杭を整理しました。杭を打ち込み、チェーンソーで切りやすくします。 カラッカラに乾いているので早速薪ストーブ用の薪に使います。 長めの杭も直径40cmほどに切ります。断面がいい感じに。 稲を干す時に使う木杭とハザ掛け用の竿(木)を保存する…

エンドウマメの霜除けと蔓が掴まる為の藁

エンドウマメの霜除けと蔓が掴まりやすいように藁をぶら下げます。支柱の4〜50センチほどの所に藁縄を張ります。 藁縄に藁を結んでエンドウマメに被せてあげます。藁は穂先が上で根元が下になるようにします。 結ぶ時、完全に通さずに穂先を折って、半分だけ…

稲藁を束ねて保存

稲藁を束ねる為の藁を作ります。一つかみの藁を半分に分けて、穂の部分を合わせて固結びをします。 結束された藁束を結ぶ用の藁の上に4束置きます。 次は反対向きに4束置きます。このように交互に4段重ねます。 結ぶようの藁を両端から持ってきて積み上げ…

晩生種のあけぼのの脱穀と令和四年の自然農稲作の総括

今日は田んぼ五枚あるうち最後の一枚、粳米のあけぼのの脱穀でした。 あけぼのは実りが多く収量が多い品種ですが、穂から籾が簡単に落ちてくれない為、脱穀に時間がかかります。 今日は1人での作業だった為、2.3畝ほどの田んぼでしたが丸一日かかってしまい…

菊芋の収穫

稲の脱穀作業の合間に菊芋を掘ってみました。 茎が2〜3mほどに伸びて台風で倒れてしまったのですが、最後まで命を全うしてカラカラに枯れていました。 一株からこんなに。凄い生命力です。草刈りは一度だけしましたが殆ど何もしていません。 2〜3株でこんな…

田んぼの脱穀作業 自然農のお米つくり

今日は久々にお米の脱穀をしました。稲刈りハザ掛けから約一ヶ月です。雨が多かったので遅くなりました。 足踏み脱穀機で脱穀をします。 脱穀し終わった籾を籾通しを使い藁と米に分けます。穂から取れなかった籾はザルに擦り付けて外します。 籾通しをした後…

玉ねぎの定植と人参の収穫

みかんの収穫や園地の手入れに忙しく、玉ねぎの定植が随分と遅れてしまいました。 中晩生の泉州黄玉ねぎと赤玉ねぎです。 どれくらい大きくなってくれるかわかりませんが、自給用に250本ほど植え付けました。 落花生の収穫後の畝に定植しました。 いのち達が…

晩生みかん「肥のみらい」の収穫

晩生の肥のみらいという品種のミカンを収穫しています。 自然農で農薬肥料不使用の温州みかんです。 まだ若い木なので量は少ないですが、これから大きく育ってくれるといいなと思います。 手動の選果機を使っています。 お世話になっている水俣の「からたち…

カボチャの収穫とブロッコリーの生育状況

霜が降りそうなのでまだ成らしている島カボチャを収穫しました。 少しずつ冬が近づいてきている感じがしますが、まだ日中は陽射しが強く、とても11月末とは思えない気候ですね。 冬の作付けや作付けの日程も例年より後ろにずらした方が上手くいくように感じ…

サツマイモと落花生の収穫

雨が定期的に降っていたのと果樹園の整備でバタバタしていたのもあって、サツマイモと落花生の収穫が遅れてしまいました。 一才二ヶ月になる娘も畑に連れてきて泥んこ遊びをしました。 サツマイモの品種は鳴門金時と紅はるかです。 収穫が遅れた為、芋が太り…

「効率」や「量」よりも「足るを知る」方が大切

ついつい効率や量に囚われてしまいがちな私たちですが、本来は、私たちが生きていける分あれば良い訳です。 そして生きていける分、というのはそんなに多くを必要としません。 現代は有限の資源を大量に消費し、大量に生産し、飢える人が沢山いるにも関わら…

蜜蝋ラップ作り

みかん山のニホンミツバチから今年採蜜した時に出たミツロウで蜜蝋ラップを作りました。 蜜蝋を細かく刻みます。 手ぬぐいに鍋の蓋やお皿を使って線を書きます。 線に沿ってハサミで切ります。 下から順に、アイロン台→タオル→クッキングシート→手ぬぐい、と…

収穫日和

秋雨が続いていましたが、また少し晴れ間が出たので食べる分だけお野菜を収穫しました。 十一月七日の立冬を過ぎての雨なので秋雨と言って良いのか分かりませんが、しばらく雨模様が続きそうです。 お米の脱穀はまた先延ばしになりそうですね。 自然農のお野…

理屈で分かっているだけでは本当に分かっている事にはならない

自然農や漢方治療、親子関係、夫婦関係、友人関係、社会との関わり方など全てにおいて言える事ですが、理屈で分かっているだけでは、それは本当に分かっている事にはならない、という事です。 どういう事かといいますと、"こうすればああなる"や、"こういう…

スナップエンドウと空豆の発芽

スナップエンドウ豆です。今年はスナップエンドウは条蒔きにしました。サヤエンドウとグリーンピースは点蒔きです。空豆の発芽チガヤの宿根が蔓延っている畝ですが、種おろしの時にその真下だけ宿根を取り除きました。 全体の土をかき混ぜない事、耕さないこ…

老木や枯れ木などの伐採

老木や枯れ木の伐採をしています。(太い部分は長さ40㎝程にして薪にします) 私が農園を引き継ぐ一昨年まで、30年以上慣行栽培だった農園です。 去年から自然農に切り替えたという事もあり、高接ぎの木や老木などの弱い木は耐えられずに枯れていっています。 …

電柵の回収・ヘアリーベッチの種蒔き

電柵下の夏の草刈りが間に合わず、草が盛大に繁ってしまいました。草が電柵に接触し漏電してしまい機能をほとんど果たしていない状態です。 今年で園地に草を生やし始めてニ年目です。 みかんの師匠の池田さんは草を殆ど刈らずに、鉄の棒で倒して管理されて…

自然農について

今日はアジア学院の学生の皆さんが水俣自然農園の自給用田畑に見学に来られました。 私は普段、自然農のことを誰かに直接お話しする機会が無いので、しどろもどろで、ちゃんと皆さんに伝わったか不安だったのですが、私自身も良い学びとなりました。 ここで…

自然農 シロガネコムギの種おろし

薄力粉の小麦を作っている方が周りにいなかったので検索したところ、金沢大地さんでシロガネコムギという品種の玄麦(食用)を取り扱っておられたので購入しました。 食用で発芽率の確認はされていないという事なので試しに蒔いてみます。 草を刈って除けたあ…

クヌギとマテバシイのどんぐり植え付け

家の周りや放置された竹林の中から鉢を集めてきて、先日水俣のエコパークで拾ったドングリたちを植え付けました。 クヌギのどんぐりです。 土は畑から持ってきました。計23個の鉢にどんぐりを植え付けました。 最後にクヌギの落ち葉をかけておきます。 来年…

自然農 糯米万石(まんごく)の脱穀

今日は午後から糯米の万石(まんごく)の脱穀でした。万石は熊本県水俣市で作られてきた在来の香り米の糯米です。 10/21に稲刈りハザ掛けをして今日まで一回も雨が降りませんでした。 カリカリに乾いている感じでしたのでハザ掛けから20日目の脱穀です。 使用…

自然農 生姜の収穫

10度を下まわる日が出てきたので、午前中に生姜の収穫をしました。 一つの種生姜からここまで大きく育ってくれました。最近は雨が降らずに土がカチカチになっていました。スコップを差し込んで土をテコの原理で動かしてから茎を持ち上げて収穫します。去年は…

自然農 麦の発芽・アケボノの稲刈り

熊本県菊池市で自然農をされているSさんから分けて頂いたスペルト小麦が発芽していました。緑が濃い葉っぱが出てきています。 どんな姿になるのか、とても楽しみです。 六条大麦も発芽していました。麦茶用に栽培します。 今日は五枚ある田んぼのうちの五枚…

育つ環境と関係性の大切さ

野菜を健康に育てるには、その野菜に適した環境で育てることがとても大切です。 水蓮が泥池でも美しい花を咲かせるのは、環境に対して我慢して耐えしのいで花を咲かせるのではなく、蓮にとって適している環境なので美しい花を咲かせる事が出来ます。 例えば…

自然に沿う、野菜に沿う、稲に沿う、子供に沿う。

自然本来の営み、野菜本来の営み、稲本来の営み、子ども本来の営み、というものがあります。 内に宿された神聖な営みです。 その妙なる営みに如何に沿う事が出来るか、邪魔をしないでいられるか、余計なことをせずにいられるか、という事が大切になってきま…

火のある暮らし

今日は妻の甘夏園に立ち枯れしている防風林(イヌマキ)の木を薪用に伐採しにいきました。 妻の園地から見える水俣の茂道の山々。殆どが甘夏みかん園。 立ち枯れしている3〜4mの防風林を伐採して玉切りしていく。 すでに乾燥しているので薪割りをしたらすぐに…

自然農 えんどう豆の種おろし

今日は午前中にえんどう豆類の種おろしをしました。 スナップエンドウはYouTube島の自然農園さんの動画を参考に条蒔きにしてみました。 さやえんどうとグリーンピースは三粒の点蒔きです。 作付け縄に沿って種をおろす所の表土を薄く削り、軽く土をほぐして…

生き、生かされる存在。

11月2日、五枚ある田んぼのうち四枚目の稲刈りでした。お天気にも恵まれて連日稲刈り日和です。 去年に引き続き畦豆(大豆)を植えていますがなかなか上手くいきません。 地元の人に大豆の種おろしをする日にちを聞いてからやりましたが、葉っぱばかりが大きく…

熊本の在来種、穂増(ほまし)米

今日は五枚ある田んぼの三枚目(約ニ畝)の稲刈りでした。二、三、四枚目は旭米を育てています。 一枚目の田んぼは、糯米で水俣の在来種、万石(まんごく)という香り米で、1週間ほど前に稲刈りをしました。 一番下の五枚目はアケボノという粳米の晩生品種で、最…

自然農 アサヒ米の稲刈り

今日は五枚ある田んぼの二枚目の稲刈りでした。品種はアサヒ。 晩生品種で良く育ってくれます。 今年は苗床での生育があまり良くなく育苗が上手くいきませんでしたが、田植え後に何とか復活して、それなりに生育してくれました。 上から二枚目の田んぼは1.7…