晩生種のあけぼのの脱穀と令和四年の自然農稲作の総括
今日は田んぼ五枚あるうち最後の一枚、粳米のあけぼのの脱穀でした。
あけぼのは実りが多く収量が多い品種ですが、穂から籾が簡単に落ちてくれない為、脱穀に時間がかかります。
今日は1人での作業だった為、2.3畝ほどの田んぼでしたが丸一日かかってしまいました。
やはり、機械が導入されてから改良された品種は脱粒しにくく、手作業には向いていないと実感します。
アサヒ米はすぐに穂から籾が外れてくれるので、かなり作業効率が良く、あけぼのの二倍は速く脱穀できます。
来年は、今年種取りをした穂増と、アサヒと糯米の万石の三種で作付けをしようと思います。
今年は去年の三分のニほどと収量が少なかったのですが、原因は
・苗床で種下ろし前にきちんと土をほぐしていなかったこと
・種籾の選別が甘かったこと
・苗床でオケラに沢山入られたこと
・何回か水を急に抜いてしまったために養分が田んぼの外に流れ出てしまったこと
・田植えと草刈りが少し遅れて、草に負け気味だったこと
などが考えられます。
来年はまた一昨年のように近くの畑に苗床をつくり種下ろしをしようと思います。
種下ろし前に軽くつちをほぐしてオケラ対策も。
水管理は間断灌水の徹底。急速に水を抜く事はやめて、状況を見つつ、養分がなるべく停滞してくれるよう、それでいて根腐れしないように管理したいと思います。
また種籾に関しては今回、脱穀した後に、再び籾を唐箕にかけて、種籾用に強めに唐箕を回して、重い種籾だけを選抜しました。
唐箕を強めにかけるのを3回ほど繰り返しました。種籾にならなかった籾は食用に。
かなり良い種籾が取れたので、来年が楽しみです。
稲作の作業もこれで終わりです。
今年一年ありがとうございました。