極早生温州みかんの収穫
極早生温州みかん「肥のあかり」収穫🍊
カメムシの飛来により予定より1週間ほど早く収穫しました。
毎年、カメムシの被害に遭っていて大変な極早生みかん。
10月収穫の「肥のあけぼの」にもカメムシがやってきています。
無農薬で栽培している人の話では、3年に1〜2回はカメムシにやられるそうで、温暖化の影響もあり、九州南部での極早生みかんの栽培はかなり難しくなってきているそうです。
5年10年先を見据えて、僕らの園地の温州みかんもパール柑や甘夏などの樹勢の強い木に植え替えていこうと考えています。
晩生の「肥のみらい」という品種はカメムシの被害はなく、比較的元気に成長しています🌳しかし温州みかんはカミキリムシの幼虫テッポウムシには要注意で、毎年何本か枯らされてしまいます。(見回りが大変)
極早生みかんは個別販売はしていなくて、殆どは自然派系スーパーなどに並びます。
晩生みかん(11月半ば)は個別販売していますので、ご要望ありましたらご連絡下さい。
そして来年からガイアの高橋さんの甘夏みかん園を3反ほど管理することになりました。
推定5〜6tほどの甘夏を収穫販売することになります。(生協や水俣の色々な販売事務局にお世話になります)どうやって売っていくか、ホームページを立ち上げて大々的に売っていかないと間に合いませんね。
詳しい事はまたお知らせいたします!
川口由一さん
自然農、そして漢方の師である川口由一さんが6月9日のお昼過ぎにお亡くなりになられました。
当時、自分が20代前半で、どう生きていけば良いのか路頭に迷っていた頃、熊本の長崎書店で川口さんと辻信一さんの対談本を立ち読みし、その一本芯の通った川口さんの思想と生き方に触れて、これだ!と直感したのが最初の出会いでした。
その後、NYに半年ほど音楽活動に行き、帰ってきてから、川口さんが居られる奈良に移り住んで、赤目自然農塾と漢方の勉強会、川口さんの主催される勉強会に一年ほど通いました。
人生の路頭に迷い、生きるか死ぬかギリギリだった自分は、川口さんが示される自然農と漢方の世界に出会い、生きることの喜びを知ることが出来ました。
自分にとって川口さんは命の恩人です。
赤目塾に通っている時にも感じましたが、そのような方が沢山おられるのではないかと思います。
川口さんからは、自然農や漢方だけでなく、芸術や宗教、子育て、教育、人間社会、宇宙のこと、真理、いのちの理、いのちの道、様々な生きることに欠かせない大切なことを教えて頂きました。
正直、川口さんがご高齢である事を知りながらも、まだまだ長生きされるだろうなぁと勝手に思って、漢方勉強会など、また落ち着いたら行きたいなぁ、妻や子供にも会って貰いたいなぁと思っていた所でした。
川口さんから教えて頂いた漢方医学のお陰で、自分の病、家族の病に向き合う事ができ、何度も救われてきました。
そして、川口さんが教えて下さった自然農に取り組むことができ、美味しいご飯やお野菜に恵まれて、楽しく農作業や食卓を囲むことが出来ています。
本当にありがとうございます。
自分は自然農も漢方もまだまだ未熟者ですが、川口さんが何十年も取り組んでこられたように、自分も目の前のことに向き合い、日々成長していきたいと思います。
本当にありがとうございました。
#川口由一
#自然農
#赤目自然農塾
#漢方
自然農 お米の苗床準備
今年のお米の苗床は去年ヘチマを育てていた畝にしようと思います。
ヘチマの棚を片付けて畝の草を刈ります。
従来は田んぼの中に畑苗代を作りますが、オケラが多いので今年は畑に作ります。
刈った草はレーキで隣の畝に除けます。
今回の苗床は6.4畝ほどの田んぼ用なので、苗床の広さは約13m×1mです。通路は含みません。目印の紐を張ります。紐の外は通路(40cm)になり、その横に溝(40cm)を掘ります。(今回は畝を利用したので溝がありますが、もぐらよけの為に再度綺麗に掘り直します)
通路は極端な乾燥を防ぐ為に設けます。
種下ろしをする場所の表土を3〜4cm削ります。表層にある草の種を除ける為です。表土は紐の外に出します。
半分終わりました。
全体が終わりました。
表土を削ったことにより地力が落ちるので補いとして米糠を振り撒いていきます。ひと握り60cm×60cmほどで撒きました。
上から藁を被せていきます。
手前が一昨年の藁、奥が去年の藁です。
風で飛ばないように稲木をのっけます。お米は4月の中下旬くらいに種下ろし予定です。それまでこの状態で休ませます。
種下ろしの直前にモグラ避けの溝を掘り直し、被せている藁を退けて表土を軽く鍬でほぐして、鎮圧して、お米の種を下ろします。
その後に草の種が混ざっていない土を籾が隠れる程度に覆土し、鎮圧し、刻んだ藁を振り撒きます。
詳しくはまた種下ろしの時に投稿します。
苗床の広さは、一反の田んぼに30㎝×40㎝の一本植えで田植えする場合、20m×1mくらいが目安です。種籾の量は一反あたり五合になります。
令和五年 今年も宜しくお願い致します
令和五年が始まりました。
三年目の水俣自然農園です。
今年もどうぞ宜しくお願いいたします。
年明けから風邪を引いてしまい、寝込んでいましたが、なんとか回復してきて稲木を片付けて、藁を田んぼに還しました。
自然農の田んぼは耕さないので、ここで育った稲藁は田んぼに還します。藁や草や虫の亡骸が土の上に重なっていき、豊穣の舞台になってゆきます。
小麦のミナミノカオリです。他に南部小麦、スペルト小麦、六条大麦、シロガネコムギを育てています。少し陽も長くなり始めて、麦達が背を伸ばし始めました。
白菜です。
殆どは結球しませんでしたが、シャキシャキしてとても美味しく、鍋には欠かせません。細めに切ると食べやすいです。
人参も食べる分ずつ収穫しています。
今年は自分と向き合い、自然と向き合い、子供と向き合い、家族と向き合い、静かな年にしたいなと思っています。
やる事は沢山あるのですが、無理せず、体調を整えながら、ぼちぼち着実に歩んでいけたらなと思います。
皆様も素敵な一年になりますよう願っております。
鐘ヶ江