水俣自然農園

熊本県水俣市にて柑橘をメインにお米やお野菜を自然農で栽培しています。このブログでは、農園のこと、暮らしのこと、園主の想いなどを綴っていけたらなと思っています。宜しくお願い致します。

理屈で分かっているだけでは本当に分かっている事にはならない

自然農や漢方治療、親子関係、夫婦関係、友人関係、社会との関わり方など全てにおいて言える事ですが、理屈で分かっているだけでは、それは本当に分かっている事にはならない、という事です。


どういう事かといいますと、"こうすればああなる"や、"こういう時はこうしたら良い"や、"こうあるべきだ"などという事を経験や情報のみから答えを導き出すというのは、「本当に分かっている」のではない、という事です。


状況は常に変化し続けますので、情報や経験を沢山集めて答えを出しても、正解になるという事ではありません。


では、本当に分かっている状態というのはどういうことなのでしょうか。

 

情報や経験知があり、それでいて情報や経験知に囚われていない状態である必要があります。

 

情報や経験はあくまで相対的なものであるので絶対ではないのですね。


経験や情報を持った上で、経験や情報に囚われず、「今」を大切にします。

「今」を無きものにせずに答えを出すことのできる状態、相対的な理屈を超えた、絶対的な状態で導き出される答えが、本当に分かっている状態、という事になります。

 

部分の寄せ集めでは本当の答えに至らないのです。常に自分のあり方が問われる訳ですね。