水俣自然農園

熊本県水俣市にて柑橘をメインにお米やお野菜を自然農で栽培しています。このブログでは、農園のこと、暮らしのこと、園主の想いなどを綴っていけたらなと思っています。宜しくお願い致します。

古くなったハザ掛け用の木杭などを薪に

f:id:nirvana_salvation:20221226230420j:image古くなった木杭を整理しました。杭を打ち込み、チェーンソーで切りやすくします。

 

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f:id:nirvana_salvation:20221226230359j:imageカラッカラに乾いているので早速薪ストーブ用の薪に使います。

 

f:id:nirvana_salvation:20221226230353j:image長めの杭も直径40cmほどに切ります。
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f:id:nirvana_salvation:20221226230409j:image断面がいい感じに。

 

f:id:nirvana_salvation:20221226230414j:image稲を干す時に使う木杭とハザ掛け用の竿(木)を保存する場所です。

f:id:nirvana_salvation:20221226230404j:image6〜8mほどの竿です。使えるものと使えないものにわけます。


f:id:nirvana_salvation:20221226230430j:image沢山薪が確保できました。どれくらいもつでしょうかね。

 

f:id:nirvana_salvation:20221226230347j:image我が家の薪ストーブです。

薪ストーブの温もりはエアコンや石油ストーブとは全然違いますね。柔らかい暖かさで、身体の芯から温まります。

エンドウマメの霜除けと蔓が掴まる為の藁

f:id:nirvana_salvation:20221212122431j:imageエンドウマメの霜除けと蔓が掴まりやすいように藁をぶら下げます。支柱の4〜50センチほどの所に藁縄を張ります。


f:id:nirvana_salvation:20221212122427j:image藁縄に藁を結んでエンドウマメに被せてあげます。藁は穂先が上で根元が下になるようにします。

結ぶ時、完全に通さずに穂先を折って、半分だけ入れてギュッと締めてあげると抜けにくくなります。


f:id:nirvana_salvation:20221212122436j:image冬の草であるエンドウマメは小さいまま冬を越して、暖かくなると元気に大きくなり始めます。楽しみですね。

稲藁を束ねて保存

f:id:nirvana_salvation:20221212121346j:image稲藁を束ねる為の藁を作ります。一つかみの藁を半分に分けて、穂の部分を合わせて固結びをします。


f:id:nirvana_salvation:20221212121340j:image結束された藁束を結ぶ用の藁の上に4束置きます。


f:id:nirvana_salvation:20221212121413j:image次は反対向きに4束置きます。このように交互に4段重ねます。


f:id:nirvana_salvation:20221212121408j:image結ぶようの藁を両端から持ってきて積み上げた藁束を揉むように締め付けていきます。


f:id:nirvana_salvation:20221212121351j:image左右の結ぶ用の藁を合わせて捻ります。


f:id:nirvana_salvation:20221212121403j:image捻った先を結ぶ用の藁に押し込んで完了です。これで意外と外れません。

f:id:nirvana_salvation:20221212121357j:image立てて上の方をポンポン叩くと安定します。藁が濡れている場合はこの状態で乾燥させます。


f:id:nirvana_salvation:20221212121418j:image来年の苗床用、稲刈り時の結束用、敷き藁用などに小屋で保存しておきます。

晩生種のあけぼのの脱穀と令和四年の自然農稲作の総括

今日は田んぼ五枚あるうち最後の一枚、粳米のあけぼのの脱穀でした。

あけぼのは実りが多く収量が多い品種ですが、穂から籾が簡単に落ちてくれない為、脱穀に時間がかかります。

今日は1人での作業だった為、2.3畝ほどの田んぼでしたが丸一日かかってしまいました。

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やはり、機械が導入されてから改良された品種は脱粒しにくく、手作業には向いていないと実感します。

アサヒ米はすぐに穂から籾が外れてくれるので、かなり作業効率が良く、あけぼのの二倍は速く脱穀できます。

 

来年は、今年種取りをした穂増と、アサヒと糯米の万石の三種で作付けをしようと思います。

 

今年は去年の三分のニほどと収量が少なかったのですが、原因は

・苗床で種下ろし前にきちんと土をほぐしていなかったこと

・種籾の選別が甘かったこと

・苗床でオケラに沢山入られたこと

・何回か水を急に抜いてしまったために養分が田んぼの外に流れ出てしまったこと

・田植えと草刈りが少し遅れて、草に負け気味だったこと

などが考えられます。

 

来年はまた一昨年のように近くの畑に苗床をつくり種下ろしをしようと思います。

種下ろし前に軽くつちをほぐしてオケラ対策も。

水管理は間断灌水の徹底。急速に水を抜く事はやめて、状況を見つつ、養分がなるべく停滞してくれるよう、それでいて根腐れしないように管理したいと思います。

また種籾に関しては今回、脱穀した後に、再び籾を唐箕にかけて、種籾用に強めに唐箕を回して、重い種籾だけを選抜しました。

唐箕を強めにかけるのを3回ほど繰り返しました。種籾にならなかった籾は食用に。

かなり良い種籾が取れたので、来年が楽しみです。

稲作の作業もこれで終わりです。

今年一年ありがとうございました。

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菊芋の収穫

f:id:nirvana_salvation:20221209123951j:image稲の脱穀作業の合間に菊芋を掘ってみました。


f:id:nirvana_salvation:20221209124008j:image茎が2〜3mほどに伸びて台風で倒れてしまったのですが、最後まで命を全うしてカラカラに枯れていました。


f:id:nirvana_salvation:20221209124002j:image一株からこんなに。凄い生命力です。草刈りは一度だけしましたが殆ど何もしていません。


f:id:nirvana_salvation:20221209123957j:image2〜3株でこんなに収穫できました。10株ほどあるのでうちだけでは食べきれないですね。

炒め物、菊芋チップス、甘辛炒め、サラダ、酢漬け、味噌漬けなど、色んな調理が出来るようなので、チャレンジしてみたいと思います。

 

 

田んぼの脱穀作業 自然農のお米つくり

今日は久々にお米の脱穀をしました。稲刈りハザ掛けから約一ヶ月です。雨が多かったので遅くなりました。

f:id:nirvana_salvation:20221208191820j:image足踏み脱穀機で脱穀をします。


f:id:nirvana_salvation:20221208191815j:image脱穀し終わった籾を籾通しを使い藁と米に分けます。穂から取れなかった籾はザルに擦り付けて外します。


f:id:nirvana_salvation:20221208191830j:image籾通しをした後は、唐箕を使って風選します。ゴミや軽い籾、実の詰まった籾に分けます。


f:id:nirvana_salvation:20221208191805j:image右側は実の詰まった籾。左側は軽い籾。ゴミや藁は唐箕の先の方から飛んでいきます。


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f:id:nirvana_salvation:20221208191825j:image最後に一年間使う藁を束ねます。残った稲藁は田んぼに還します。

 

あと田んぼ二枚の脱穀が残っています。明日、明後日と脱穀が続きます。

 

自然農では、エネルギーを浪費せず、自らの肉体を使い、自然界からの実りを手に入れます。どの作業も嬉しさの中での作業ですね。

なんとも言えない喜びが内から湧き上がってきます。

生きるという事がそのまま幸せだという実感を得ます。

玉ねぎの定植と人参の収穫

みかんの収穫や園地の手入れに忙しく、玉ねぎの定植が随分と遅れてしまいました。

中晩生の泉州黄玉ねぎと赤玉ねぎです。

どれくらい大きくなってくれるかわかりませんが、自給用に250本ほど植え付けました。

f:id:nirvana_salvation:20221206222621j:image落花生の収穫後の畝に定植しました。


f:id:nirvana_salvation:20221206222605j:imageいのち達が活動できるように刈り草を敷いています。


f:id:nirvana_salvation:20221206222615j:image1m幅の畝に条間20cmの3列、株間は15cmです。


f:id:nirvana_salvation:20221206222559j:image雨が続いていたので人参が良い感じに大きくなってきました。


f:id:nirvana_salvation:20221206222553j:image15〜20センチほどの黒田五寸人参です。去年栽培した物から今年種取りしたものです。少しずつ収穫しています。


f:id:nirvana_salvation:20221206222610j:image水俣も随分と冷え込んできましたので朝と夜は薪ストーブが欠かせません。みかん園の境にある立ち枯れしている槇木(イヌマキ)が良い薪になってくれています。水俣は柑橘園が多いので、防風林にするイヌマキが沢山植えてあります。

また薪を取りに行かないとですね。

なんだかんだで冬も忙しいです。